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屋台、山車を動かす 車輪、足まわり

屋台、山車の運行、お披露目は、何トンもあるお社とお囃子を奏でる人々を乗せて移動するので、しっかりとした足まわりが必要になってきます。

地面と接する車輪は十分な強度を備えた 

〈年数を重ねた松などの木を輪切りして、長く水に浸したもの〉

〈樫の木などを源氏車に組み合わせたもの〉

〈それらの外周に鉄輪を巻いたもの〉

〈厚板の鋼板溶接で造ったもの〉

〈厚鋼板で源氏車型に溶接組みしたもの〉

その他ノーパンクタイヤなどがあります。

そして、屋台、山車の足まわり及び方向転換にも各車工夫が凝らされます。

方向転換は、二輪車は問題ありませんが四輪には固定車型とかじ取り旋回型が有ります。

かじ取り旋回型は、屋台、山車の重量と前後左右のスピードある動きが加わるのでブレーキ制動が必須になります。

ブレーキは、後輪の外周鉄輪をバンド式ブレーキで押さえる方式が、制動も強力で放熱もよく長時間の使用にも安定します。

ドラム式は長時間の連続使用は不利ですが、路面状況に左右されない利点があります。

(インスタグラム 屋台足まわりの製作、試走)

2025年04月02日

熱風発生機、火炉の溶接出張修理

当工場に持ち込みが困難な場合は、出張で燃焼炉の溶接修理をすることがあります。

外板を分解して亀裂箇所を特定してから作業に取り掛かりますが、経年劣化による材質変化が起きていることもあり、細心の注意を払いながら溶接電流(アンペア)調整で接合修理をしていきます。

また、炉の母材に合わせた溶接棒の選定も重要になります。

2025年03月09日

バーナー修理

依頼を受けバーナ点検修理に伺うときは、最初に燃料が正しい圧力で供給されていることを確認します。

次に、ガスバーナはパイロットの着火、オイルバーナはノズルの着火状態を見ます。

ここで特徴的なのはオイルバーナノズルには噴霧パターンが有り、これが乱れると着火、燃焼に悪影響が出ます。

そのためノズルは消耗品として生産、供給されます。

定期的なノズル交換と同時に、失火、不調の原因が他に隠れていないかを調べ、トータルで症状を見るバーナ修理を心掛けています。

2025年02月28日

熱風発生機、ボイラーとバーナの関係

火炉とバーナ、お互いの性能を活かすようなマッチングは必要と考えます。

熱風発生機やボイラーの性能が良くても、バーナの燃焼能力が劣ればススの付着、熱交換効率の低下などに影響が出てきます。

トラブル発生はバーナに起因している事例が多く見られます。

使用して故障頻度が増えてきたなどの場合は、性能の優れたバーナ=燃焼室圧力に対して余力を持って燃焼できるバーナに交換してみることをお勧めします。

様々なトラブルが減り、燃料代も減ります。

2025年02月03日

屋台、山車足まわり試走運転

足まわり、ブレーキ機構の完成後は工場内で試走して確認と調整を行います。

かじ取りの操作性、車輪の切れ角、ブレーキハンドルの動作、ブレーキの利き具合などを見ます。

微調整の後、塗装仕上り、グリス、組み付けを確認して出荷待ちOKとなります。

そしてこれら一連の作業により、かじ取りが軽く旋回性が良くなり、ブレーキも利くようになると、屋台、山車行事はもっと安全に楽しくなると思います。

2025年01月03日
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