火炉
火の炉と書いて”かろ”と読みます。
古くから使われている業界用語の一つで、茶や食品の製造工程において乾燥の熱源として必要不可欠な機械となります。
常温の空気を取り込み、バーナーの発する熱の力を使いステンレス材の熱伝導を介して、高温の空気に変換する産業用熱風発生装置です。
以前は熱源の火炎と乾燥に使う空気が混じり合う直火方式もありましたが、現在は安全性や衛生面から間接加熱方式(火炎と乾燥用空気が非接触、燃焼ガスは外部排気)となっています。
環境対策では熱交換器の性能の追究と排気ガスの化学分析などで、燃焼の最適化による使用燃料の減少からCO2削減、大気汚染防止に向けた煤塵(ばいじん)抑制へと進んでいます。
熱源がコークスから中圧バーナー、そしてガンタイプバーナと、時代と共に変遷していく中でフジタの火炉は進化し続けます。