ノズルのスプレーパターン
オイルバーナのノズルチップをじっくりと見てみると、メーカー名の他に、
容量、噴霧角度、噴霧の型(パターン)が刻印されているのが確認できます。
容量は時間当りの噴霧量をガロンで表したもの、噴霧角度はノズル先端の噴射角、噴霧パターンは噴射されたオイルが描く断面模様。
容量は温度制御のために必ず確認しますし、噴霧角度は燃焼室構造によって45°、60°などを選択したりします。しかし、噴霧のスプレーパターンまでは気にしない方が多いのではないでしょうか。
型式記号は噴霧角度の隣に刻印されている“あれ”です。
アルファベット1~3文字で表記されています。
メーカーによってアルファベット表記のしかたに違いはありますが、パターンは大まかに分けて、
オイルの霧が満遍なく噴霧される●型とドーナツのように噴霧される◎型、両方がミックスされた型などがあります。バーナと熱風発生機のマッチングにはこのスプレーパターンを考慮してテストしています。
ノズルチップはアメリカ又はドイツ製であり、各メーカーの各スプレーパターンをテストしてみることは、
なかなか難しいのですが、手に入る物の中でメーカーが違っても容量、角度と共にスプレーパターンも注意して合わせていく必要があります。これがバーナの調子を維持し、熱風発生機を調子良く使っていくことに繋がります。