屋台、山車を動かす 車輪、足まわり
屋台、山車の運行、お披露目は、何トンもあるお社とお囃子を奏でる人々を乗せて移動するので、しっかりとした足まわりが必要になってきます。
地面と接する車輪は十分な強度を備えた
〈年数を重ねた松などの木を輪切りして、長く水に浸したもの〉
〈樫の木などを源氏車に組み合わせたもの〉
〈それらの外周に鉄輪を巻いたもの〉
〈厚板の鋼板溶接で造ったもの〉
〈厚鋼板で源氏車型に溶接組みしたもの〉
その他ノーパンクタイヤなどがあります。
そして、屋台、山車の足まわり及び方向転換にも各車工夫が凝らされます。
方向転換は、二輪車は問題ありませんが四輪には固定車型とかじ取り旋回型が有ります。
かじ取り旋回型は、屋台、山車の重量と前後左右のスピードある動きが加わるのでブレーキ制動が必須になります。
ブレーキは、後輪の外周鉄輪をバンド式ブレーキで押さえる方式が、制動も強力で放熱もよく長時間の使用にも安定します。
ドラム式は長時間の連続使用は不利ですが、路面状況に左右されない利点があります。
(インスタグラム 屋台足まわりの製作、試走)