ディフューザと燃料消費量
熱風発生機を効率良く使用していくためには何が必要でしょうか。
熱交換効率の高い熱風発生機、燃焼性能の良いガンタイプバーナ、正確な温度制御装置、適正な煙突排気、
スムーズな燃料油の供給などが挙げられると思います。
その中でも実は・・燃料消費量を下げるのに大変重要な役割を担っているパーツがバーナの中にあります。
それはバーナ先端に固定されている、ディフューザと呼ばれるスリット付き円板です。
保炎板とも言い、取り付けはノズルアダプターにねじ止め、又はドラフトチューブ内側にねじ止め固定、
圧接で固定してあるものもあります。
固定位置はかなり重要で、各バーナとも正確に調整して出荷されます。
掃除は必ず必要になってくるので、ヒンジ開放時にディフューザが外に出るタイプのバーナが、取り外しの必要が無く保守点検に便利です。
燃焼空気の差圧を生み出し、燃焼空気を旋回させ、噴霧燃料の渦発生による高温循環域を作り出すことで、
火炎の安定化に重要な役割を持つスリット付き円板。
バーナ各社により様々な大きさ、形状が開発されていて、燃焼性能を大きく左右します。