エアーフィルターのはなし【1】
バーナに、必ず付いている空気吸込口。
ファン回転により吸込口から吸い込まれた空気は、ダンパーでHi-Lo制御されケース内で圧力上昇し、ディフューザで旋回流となり吹き出される。
一方で、ノズルからは燃料が噴霧され、バーナ出口で旋回型噴霧火炎を形成する。
このように、燃焼にとても重要な役割を果たす空気の取り入れ口。
製茶現場では、今までここにエアーフィルター(以下フィルター)が、ほぼ必需品となっていた。
フィルターを付けることで茶ぼこりをブロックし、ケース内及びファンへの付着を防ぎ、バーナの性能低下を防ぐ役割を担ってきた(但しフィルターメッシュ以下のほこりは防げないので、徐々に内部付着する)。
ところが、このフィルターが茶ぼこりの進入を止めることにより、ほこりの量にもよるがバーナ運転時間の経過と共に、フィルター自体の目詰まりによる燃焼用空気量減少、そして黒煙発生、最後には火炎の失火へと進行していく。
そのため、早めのエアブローによる茶ぼこりの除去、劣化時はフィルターの新品交換が必要となり、それをする事で空気量がまた元の状態近くに戻る。(概略図1参照、図に示した角度は茶ぼこり量により変化する)
この繰り返しが続くので、設定空気量が安定せず、排ガス分析による正確な省エネ燃焼の実現は困難となる。

ファイアーターボバーナは、以上述べたようなフィルターが必要のない構造なので、初期設定した空気量が安定し、排ガス分析での最適燃焼位置を決定することができる。
さらに、茶ぼこりの内部付着もほとんどないので、能力低下も見られず、常に一定した高い燃焼性能を維持することができる。(概略図2参照)
茶ぼこりはバーナ内のスムーズな空気の流れに乗り、力強い火炎(中心付近温度約1,300℃)と一緒になり輝炎燃焼する。

今までにない燃焼特性は、不安定要因となるフィルターを空気吸込口より無くすことで実現。
経費削減にもプラス。
現場実績が証明する製茶火炉用バーナ、ファイアーターボFTB。
