風を操る
風の ちから で熱を動かす。
熱風発生機のファン能力が試される場面です。
熱交換器の中でバーナが燃焼することで得られた熱は、金属の熱伝導という作用により、燃焼室、煙管、煙室チャンバーの外側に伝わっていきます。
自然対流が働いて空気の移動が起こりますが、燃焼ガスの温度が圧倒的に高いので放熱がついていかなくなり、炉壁の温度が上がります。
その熱くなった炉壁外側へ、ファンが風の吐出流旋回で強制的な対流を起こし、熱風として外部に取り出します。
ファンにより、炉壁の冷却と熱の取り出しが同時に行なわれます。
熱風発生機にとってファンが如何に重要かがお分かりいただけると思います。
熱を風に乗せて運ぶ、風を操ることのできるファンを設計することで、
熱風発生機が活きてきます。