火炉(製茶)送風機の選択
熱風発生機に送風機は必需品になります。
製茶用火炉に取り付ける送風機(ファン)は、どのような形式のものが適しているでしょうか。
現在一般的に使われているのは、羽根の遠心力を使って直角方向に風を送るシロッコファンやエアーホイルファン。羽根の回転力を使って同じ方向に風を送る軸流ファンなどがあります。
製茶機械の熱源として、個別に一台又は二台ずつ使用される火炉は、コンパクトな外観の中に熱交換器を押し込むようなレイアウトを取ることが多いため、ファンの選択には注意を払います。
製茶用火炉に取り付けるファンは、省スペースで風の吹込み面積を大きく確保したいことなどを考えると、軸流ファンが構造上適しているように思います。
軸流ファンは羽根(インペラー)の回転力により、送風に吐出流旋回という風の渦が起きることで、熱交換器の熱の取り出しが効率的に行われます。
また、シンプルでホコリに強く、点検しやすい特長を持ちます。
インペラーは翼形状に捻りを加えたアルミダイキャストブレードを使用し、角度の可変調整により高効率を追求しています。