連続燃焼と断続燃焼

ガンタイプバーナーの燃料制御方式にはOn-Off、Hi-Lo-Off、比例があります。

製茶機械で広く使用されている方式はHi-Lo-Offで、熱風温度の維持は低燃焼(Low)、高燃焼(High)の繰り返し、或いは低燃焼から高燃焼そして全停止(Off)です。

Hi-Loの繰り返しが連続燃焼、Offが入るのが断続燃焼となります。

同じ使い方で熱風発生機の効率を上げCO₂を削減するには、連続と断続のどちらが省エネ運転でしょうか。

一見すると、停止がある断続燃焼のほうが燃料消費が少なく感じます。

しかしバーナーと熱風発生機を合わせて見ると、

(燃焼炉の中では、停止ー着火から完全燃焼に移行するまでに、毎回のタイムラグが生じている)

このことから、起動ー停止を繰り返すよりも燃焼は連続していたほうが良いことが分かります。

また、バーナー停止時は熱風発生機の内部に自然通風による熱の損失が生じ、着火後の高燃焼時間が長くなる傾向があります。

夏場の気温が上がる時期や風量を下げ停止が必要になるとき以外は、連続燃焼が省エネ運転になります。

 

 

 

2022年02月18日